<質問>
人は死んだらおしまいなのでしょうか。それとも、死後の世界はあるのでしょうか。
<回答> 岩井 清牧師
これは大切な質問です。
もし私たちが自分の経験だけにたよって、答えを出そうとするなら、「人は死んだら、おしまいだ」と軽はずみに主張してしまうかもしれません。火葬場に行ってお骨(こつ)を拾うとき、だれもが一種の虚しさを感じ、「この人もこれで終わりなのだ」と思ってしまうからです。
神を畏れた義人ヨブさえも、次のように述べたことがありました。「木には望みがある。たとい切られても、また芽を出し、その若枝は絶えることがない。 ~ しかし、人間は死ぬと、倒れたきりだ。 ~ 天がなくなるまで目ざめず、また、その眠りから起きない。」(ヨブ14:7~12)
もし私たちが人々の思想や意見にたよって、答えを出そうとするなら、種々雑多、千差万別の主張により、混乱してしまうかもしれません。「動物に生まれ変わる」。「仏(ほとけ)になる」。「たましいが安息を得ずに迷う」。「地獄あるいは極楽に行く」。「天使あるいは神になる」。「無に帰する」。真相はどこにあるのでしょうか。
さきほどのヨブもあの言葉につづけて、「人が死ぬと、生き返るでしょうか」と神に問いかけています。(ヨブ14:14)
この地上には、ただひとりのかたを除いては、一度完全に死んだのち、栄光のからだに甦った人はだれもいません。その例外のかたとはイエス・キリストです。他の人々は想像や思索で意見を述べるだけですが、このかただけが、見たまま、聞いたままの真理をそのまま私たちに伝えてくださるのです。このかたに聞くべきです。
「このことに驚いてはなりません。墓の中にいる者がみな、子の声を聞いて出て来る時が来ます。善を行なった者は、よみがえっていのちを受け、悪を行なった者は、よみがえってさばきを受けるのです。」(ヨハネ5:28,29)
「事実、わたしの父のみこころは、子を見て信じる者がみな永遠のいのちを持つことです。わたしはその人たちをひとりひとり終わりの日によみがえらせます。」(ヨハネ6:40)
これこそが私たちに確信を与える真理の言葉です。
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