<質問> 主婦48才、平塚在住
近ごろ「キレる」少年が増加し、大きな事件を引き起こしていますが、その原因がどこにあるのか、また、同世代の子供を持つ親のあり方を教えて下さい。
<回答> 岩井 清牧師
今の子供たちはかわいそうです。まわりに潤(うるお)いが欠けてきました。天からの雨を何日も留めておく自然のダムである草や土が、土木工事により、日本中アスファルトに覆い尽くされてしまいました。
野原を駆け回って遊んでいた子供たちが、今は、暗い部屋に閉じこもって、テレビゲームです。
トマト、とうもろこし、りんごなど太陽の恵みをいっぱいに受けた自然食を丸かじりのおやつにしていた子供たちが、今は、インスタント食品でがまんさせられています。
「キレない」ほうが不思議ではありませんか。
でも、もっと大きな原因があると思います。
日本には「泣く子と地頭には勝てない」ということわざがあります。泣く子を黙らせるために、ついわがままを許容し、子供の言いなりになってしまうのです。聖書には「わがままにさせた子は、母に恥を見させる」と教えられています。少子化の時代になればなるほど、その危険は増すことでしょう。
小さい時から、自分の願いは、それが不当である場合、決して聞き入れられないのだということを、子供たちは徹底的に教えられていなければならないのです。
イエス・キリストは「みこころ(神のご意志)が天で行なわれるように地でも行なわれますように」と祈りなさいと教えられましたが、子供の時から、人はみな、このように祈らなければならないのです。
わがままいっぱいで、青春時代に突入してしまった子供たちは、もう親の手に負えません。なんとか、友人や心ある大人の友情によって、キャンプなどの機会に聖書やイエス・キリストに接するよう導かれることが最善であると思います。親は陰で祈るのみです。神さまはその祈りにきいて下さいます。
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